手間ひま時間ガイド

シュワシュワ楽しい バスボム作り入門

Tags: バスボム, 手作りコスメ, アロマ, リラックス, おうち時間, 入門

スマホから離れて、心満たされるバスタイムを

デジタルデバイスに囲まれた日常から少し離れて、自分の手で何かを生み出す時間を持つことは、心に穏やかなゆとりをもたらしてくれます。特に、五感を使って楽しめるアナログな活動は、日々の疲れを癒やし、充実感を与えてくれるでしょう。

今回ご紹介するのは、お風呂の時間をより豊かにしてくれる「手作りバスボム」です。材料は身近なものが多く、特別な道具もほとんど必要ありません。混ぜて固めるだけというシンプルな工程は、初心者の方でも気軽に始められます。シュワシュワと溶けるバスボムを湯船に浮かべた時の喜びは格別です。

手作りバスボムの魅力とは

手作りバスボムは、重曹とクエン酸を主成分とし、水分と反応して炭酸ガスを発生させることでシュワシュワと泡立つ入浴剤です。市販のものも多くありますが、自分で作る一番の魅力は、使う材料や香りを自由に選べること。アロマオイルで好きな香りをつけたり、食紅やマイカパウダーで色をつけたり、ハーブを混ぜ込んだりと、自分好みのバスボムを作ることができます。

作業自体も、粉を混ぜ合わせる感触や、アロマの香り、少しずつ色づいていく様子など、五感を使って楽しむことができます。ものづくりの楽しさと、完成したバスボムでリラックスできる癒やしの時間が両方手に入る、素敵なアナログ趣味と言えるでしょう。

準備するもの

手作りバスボムに必要な材料と道具は、どれも比較的簡単に手に入ります。

材料:

道具:

材料は薬局や100円ショップ、スーパーなどで揃えることができます。アロマオイルやマイカパウダーは手芸店やアロマ専門店、ネット通販でも購入可能です。

基本的なバスボムの作り方

さあ、実際にバスボムを作ってみましょう。作業時間は慣れれば15分〜30分程度です。

  1. 粉類を混ぜ合わせる: ボウルに重曹、クエン酸、片栗粉(またはコーンスターチ)を計量して入れます。ゴム手袋をつけ、泡立て器やヘラなどで全体が均一になるようにしっかりと混ぜ合わせます。サラサラとした感触を楽しみながら混ぜてください。
  2. 色と香りを加える: 粉類が混ざったら、食紅やマイカパウダー、お好みのアロマオイル、グリセリンを加えます。ヘラや手で、色が均一になるように、そして香りが全体に行き渡るように carefully(丁寧に)混ぜ込みます。パウダーを使うと、混ぜている間に色が少しずつ変わっていく様子が楽しめます。
  3. 水を少量ずつ加える: ここが一番のポイントです。スプレーボトルに入れた水を、粉全体にシュッと吹きかけながら、素早く混ぜ合わせます。一度にたくさん水を加えると、その場で反応してシュワシュワしてしまうので注意が必要です。水を加えるたびに、粉が少し湿って、握ると固まるくらいのしっとり感になるまで繰り返します。握って形が崩れずにまとまるようになればOKです。
  4. 型に詰める: 粉がまとまるようになったら、すぐに型に詰めます。型にしっかりと押し込むように詰めるのが、割れにくくきれいに仕上げるコツです。特に上下の型を合わせる場合は、中心をしっかりと押さえます。
  5. 乾燥させる: 型から取り出し、風通しの良い場所で数時間から1日程度乾燥させます。しっかりと乾燥させることで、固く仕上がり、使う時にきれいに溶けてくれます。触ってみてカチカチになっていれば完成です。

バスボム作りを楽しむコツとアレンジ

心満たされる手仕事の時間

手作りバスボムは、材料を混ぜ合わせる感触、お気に入りの香りを選ぶ楽しみ、色が混ざり合う美しさ、そして型から取り出す瞬間のワクワク感など、五感を通じて様々な喜びを感じられるアナログなアクティビティです。また、自分で作ったバスボムをお風呂で使う時の格別なリラックスタイムは、日々の疲れを癒やし、心にゆとりを与えてくれます。

自宅で気軽に始められ、場所も取らないので、ちょっとした空き時間にも楽しめます。地域の手芸店やカルチャーセンターなどで、バスボム作りのワークショップや教室が開催されている場合もありますので、興味があれば探してみるのも良いでしょう。同じ趣味を持つ人との交流も、新たな楽しみにつながるかもしれません。

ぜひ、この手軽なバスボム作りを通して、温かいアナログな時間と、心満たされるバスタイムを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。