手間ひま時間ガイド

手軽に始める 手作りお正月飾り入門

Tags: お正月飾り, 手作り, クラフト, 季節, 自然素材

新しい年を迎える準備に 手作りお正月飾りのすすめ

日々の忙しさの中で、デジタルデバイスから少し離れ、ゆっくりと手仕事に集中する時間は、心を穏やかに整えてくれます。特に季節の移り変わりを感じながら行う手仕事は、その時期ならではの豊かな時間をもたらしてくれるものです。

新しい年を迎えるにあたり、ご自宅にお正月飾りを飾る方も多いことでしょう。市販の飾りも素敵ですが、今年は一つ、ご自身の手で作ってみるのはいかがでしょうか。手間ひまをかけて作るお正月飾りは、特別な愛着が湧き、新年を迎える喜びを一層深めてくれます。

ここでは、手軽な材料を使って初心者の方でも無理なく始められる、お正月飾りの作り方をご紹介します。手先を動かし、心穏やかに過ごす「手間ひま時間」を通じて、清々しい新年を迎える準備を始めてみませんか。

手作りお正月飾りの魅力

お正月飾りを手作りすることには、いくつかの魅力があります。

初心者におすすめ 簡単リース風お正月飾り

今回は、ドライの稲穂や木の実、水引などを使った、温かみのあるリース風お正月飾りの作り方をご紹介します。土台になるリースに材料を固定していくだけなので、手芸が久しぶりという方や初心者の方でも安心して取り組めます。

必要な道具と材料

材料は、手芸店やホームセンター、雑貨店などで手軽に入手できます。公園で拾った松ぼっくりや、自宅でドライにした実などを使うのも素敵です。

具体的な作り方

さあ、実際に飾りを作り始めてみましょう。作業を始める前に、材料を広げて完成のイメージを膨らませてみてください。

  1. リース土台に稲穂を配置する: まず、リース土台に稲穂を沿わせるように配置します。全体のバランスを見ながら、稲穂の向きや長さを調整してください。ワイヤーやグルーガンで数カ所を仮止めしておくと、次の作業がしやすくなります。稲穂が豊かに実る様子をイメージしながら、優しく扱います。
  2. 松ぼっくりや実を固定する: 次に、松ぼっくりや木の実、ドライの実などを配置していきます。稲穂の上に重ねるように置いたり、土台の隙間を埋めるように配置したりと、自由にアレンジしてみましょう。配置が決まったら、グルーガンや接着剤でしっかりと固定します。小さい実はまとめて配置すると可愛らしい印象になります。
  3. 水引で飾り結びを作る: お正月らしさを添える水引飾りを作りましょう。今回は基本的な「あわじ結び」や「梅結び」がおすすめです。インターネットや手芸本などで簡単な結び方を確認しながら挑戦してみてください。数本の色違いの水引をまとめて結ぶと、より華やかになります。結び終えたら、余分な水引はハサミで切り落とします。
  4. 水引飾りを配置・固定する: 作成した水引飾りを、飾りのポイントになる位置に配置します。土台や他の材料とのバランスを見ながら、最も美しく見える場所を探してみてください。配置が決まったら、グルーガンや接着剤で丁寧に固定します。
  5. 全体を整えて完成: 全ての材料が固定できたら、全体のバランスを最終確認します。飛び出している部分をカットしたり、隙間に小さな実を追加したりして調整します。これで、世界に一つだけの手作りお正月飾りの完成です。

作業時間は、個人差がありますが、1時間から2時間程度で完成させることができるでしょう。費用も、材料費だけで数百円から千円程度と、手軽に始められます。

続ける楽しみと発展性

一度お正月飾りを手作りしてみると、毎年新しいデザインに挑戦したり、使う素材を変えたりと、続ける楽しみが生まれます。例えば、和紙を使った切り絵や、フェルトで作る干支のマスコットなどを組み合わせるのも素敵です。

また、地域の公民館や手芸教室で、季節の飾りを作る講座が開催されることもあります。同じ趣味を持つ人たちと一緒に作業をするのは、良い刺激になり、交流の輪が広がるきっかけにもなります。

まとめ

スマートフォンやパソコンから少し離れ、稲穂や木の実といった自然の恵みに触れながら、お正月飾りを作る時間。それは、新しい年への期待に胸を膨らませながら、穏やかに自分自身と向き合う貴重な「手間ひま時間」です。

手作りのお正月飾りを玄関やリビングに飾れば、きっと清々しい気持ちで新年を迎えられるはずです。ぜひ、今年の年末は、温かい手仕事で新しい年を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか。